葉はシダ植物のマメヅタにそっくりで花は目立たないうす黄色

山地の樹幹や岩上に着生する常緑の多年草。根茎は細長く匍匐する。葉がシダ植物のマメヅタに似ている。花期は5~7月。日本のレッドデータブックでは環境省の準絶滅危惧種に、関東以西の33府県で絶滅危惧Ⅰ~Ⅱ類や準絶滅危惧種に登録されている。

ラン科マメヅタラン属
学名:Bulbophyllum drymoglossum

カバー写真
【撮影日】2023年5月28日@大分県
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●全体
【撮影日】2023年5月28日@大分県
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●葉
 葉は1節に1個つき、倒卵形で長さ約1cm、革質。膜質の鱗片のみのこともある。
【撮影日】2023年5月28日@大分県
 葉の直径はマメヅタより少し小さく1cm弱で色はやや淡かった。
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●花
 花茎は糸状で長さ約1cm、淡黄色の花を1個つける。萼片は長さ約8mm、側花弁は長さ約4mm、唇弁は広披針形で萼片より短く、淡紅紫色を帯びる。
【撮影日】2023年5月28日@大分県
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 萼片は長く、花弁は短い。
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 花茎は葉腋から立ち、葉より長い。
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●果実

【撮影日】年月日