山地に生える多年草で花はゲンノショウコによく似ている。本種は葉が3〜5に全裂するが、ゲンノショウコは深裂する。花期は8~9月。日本のレッドデータブックでは環境省カテゴリの登録はないが、全国17県で絶滅危惧Ⅰ類などの指定がある。九州では佐賀県で絶滅危惧Ⅰ類の、宮崎県で準絶滅危惧種の登録がある。 フウロソウ科フウロソウ属
学名:Geranium tripartitum
●カバー写真
【撮影日】2022年9月22日@御前岳(福岡県)

●全体●葉
薄暗い林内にひっそりと咲いていた。葉は互生し、3~5全裂して側片はさらに2裂する。
【撮影日】2022年9月22日@御前岳(福岡県)

【撮影日】2021年9月5日@英彦山(福岡県)

●花
花は直径1~1.5cm。
【撮影日】2022年9月22日@御前岳(福岡県)
右は近くに生えていたゲンノショウコ。花だけ見ると区別がつかない。

【撮影日】2021年9月5日@英彦山


花弁は通常5枚だがこれは4枚。

●果実
【撮影日】2023年9月18日@御前岳(福岡県)
若い果実。
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